TOSMOS(東京大学現代社会研究会)@新歓企画

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ジャーナリスト安田純平さんにご講演頂きました

 4月9日(火)、ジャーナリストの安田純平さんを東大駒場キャンパスにお招きし、講演をして頂きました。内戦下のシリアで拘束されていた安田さんは、昨年(2018年)10月、40か月にわたる拘束から解放され帰国しました。日本では、待ってましたと言わんばかりの批判が巻き起こりました。ネット空間を中心に「無謀ではなかったか」「身代金は払われたのか?またいくらだったのか」といった次元の低い議論が繰り広げられました。一方で、紛争地に赴くジャーナリストがいなければ真実は明らかにならない、という真っ当な指摘も多くありました。TOSMOSでは、世界的に報道の自由が蔑ろにされる中、ジャーナリズムについて再考する意義は大きいと考え、紛争地という特に厳しい現場で活動されてきた方のお話を通じてジャーナリズムの意義を学生はじめとする多くの方々に考えてもらうために、本講演会を企画しました。安田さんが講演されるということで、実施前から多くの反響がありました。SNSやイベントサイト等での事前の募集でも、多数の方が「参加」または「興味あり」を表明されました。当日は、開始時刻の30分以上前から会場前に長蛇の列ができました。東大生だけでなく、他大生や高校生にも多くお越し頂きました。さらに一般の方も含め、200名を大きく超える多数の方々が来場されました。

年明けにアマルティア・セン『経済学と倫理学』読書会を実施します

厚生経済学の巨頭アマルティア・センの不朽の名著『経済学と倫理学』の読書会を年明けに開催します。東大経済学部3年生の会員が読書会報告を担当します。東大生、他大生問わず見学歓迎です。ご興味ある方は奮ってご参加ください。○題材:アマルティア・セン『経済学と倫理学』(ちくま学芸文庫)読書会テキストの内容紹介:貧困、飢餓、格差、不平等…。いまだに解消の糸口すら見えない社会的難題をどうすれば克服できるのか。これこそ、1998年ノーベル経済学賞を受賞し、人文・社会科学全般に多大な影響を与えたアマルティア・センの経済理論が常に問うてきたものである。「経済学は現実の人間を取り扱う学問のはずだ」と本書で強調するセンは、かつて不可分であった倫理学的な観点を導入することで、経済学をこうした難問に向き合うことのできる、真に現実に根ざした学問へと展開させていこうとする。その根幹にある思想をセン自身がこのうえなく明快に語った、最良の入門。『経済学の再生―道徳哲学への回帰』文庫版。(カバー紹介文より)※上記のテキストを1回で扱いますので、図書館で借りるか購入するなどして、各自でテキストを入手の上、できればテキスト全体を読んできてください。○日時:2019年1月11日(金)19:00〜○会場:TOSMOSの部室(東京大学駒場キャンパス内のキャンパスプラザB312号室〔B棟3階〕) ※東京大学駒場キャンパスは京王井の頭線駒場東大前駅下車すぐです。 ※部室があるキャンパスプラザB棟へのアクセスについては、下記のリンク先の地図を参考にしてください。 https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_43_j.html ※なお、会場の部室は畳(タタミ)部屋となっています。

日本ペンクラブ平和委員会主催「『憲法と平和』――どう考える9条」にTOSMOS会員が登壇しました

12月3日、日本ペンクラブ平和委員会主催のシンポジウム「『憲法と平和』――どう考える9条」にTOSMOS会員の鹿島健が登壇しました。このシンポジウムでは、日本ペンクラブ平和委員会委員長の梓澤和幸氏がコーディネーターを務められ、浅田次郎氏、金平茂紀氏、大城貞俊氏、中島京子氏が登壇されたほか、若者側からTOSMOSの鹿島健と、「PeaceNight9」の学生が登壇しました。シンポジウムでは、コーディネーターの梓澤氏の発言の後、続いて鹿島が発言し、平和運動において若者の参加を促すことの重要性を説明しました。同時に彼は、その困難さを当事者の立場として語りました。彼はベ平連など現代の政治運動を研究テーマとしています。そして、そのことを説明するだけでも「デモをやりたいのか」とか「社会に出る気はあるのか」など言われる、と体験談を語りました。一方で、「海外の人と接すると、国の在り方は普通に話題に出てくる」と、日本にある政治的話題を封じる圧力の強さを強調しました。浅田次郎氏は、戦後生まれで平和憲法が当たり前の中、高度成長期に青年期を過ごした自身を「幸運」と表現しました。戦後民主主義の洗礼を受けて間もない日本において、政治的自由に満ちていたということです。鹿島はこれを受けて、近年のあらゆる政治的話題において中立を要求する風潮について、「喋り辛さを感じる」と率直な言葉で表現しました。また、「PeaceNight9」の登壇者は、大学生には憲法問題を分からないと言う人が多い、と実感を語りました。